FIGlet フォントの選び方:12種類を比較
まず使える幅を確かめ、ASCII だけのフォントかブロック文字のフォントかを決めましょう。
同じ単語でも、FIGlet フォントによって幅が2〜3倍違うことがあります。「HELLO」は Digital なら11列、Lean なら51列です。見た目の好みから選ぶと、貼り付けたときにはみ出しがちなので、次の順番で選びましょう。
- どこに貼るかと、使える幅を確かめる。
- 小文字と数字が必要か、線の太さをどうするかを決める。
- 残ったものから雰囲気で選ぶ。
12種類をひと目で
「HELLO」のときの大きさです。フォント名をクリックすると、A から Z までの全文字と詳しい情報が見られます。
| フォント | 高さ | HELLO の幅 | 文字 | 小文字 | 数字 |
|---|---|---|---|---|---|
| Standard | 5行 | 30列 | ASCII | あり | あり |
| Slant | 5行 | 33列 | ASCII | あり | あり |
| Big | 6行 | 35列 | ASCII | あり | あり |
| Small | 4行 | 25列 | ASCII | あり | あり |
| Banner | 7行 | 39列 | ASCII(#) | あり | あり |
| Shadow | 4行 | 34列 | ASCII | あり | あり |
| Mini | 3行 | 16列 | ASCII | あり | あり |
| Block | 5行 | 48列 | ASCII | あり | あり |
| Lean | 5行 | 51列 | ASCII | あり | あり |
| Script | 5行 | 31列 | ASCII | あり | あり |
| Small Slant | 4行 | 27列 | ASCII | あり | あり |
| Digital | 3行 | 11列 | ASCII | あり | あり |
覚えておきたいことが2つあります。
- Block と Lean はとても幅が広い。 5文字でもう50列くらいになるので、短い名前に使いましょう。
- Digital は新しい文字の形を描かない。 入力した文字をそれぞれ箱に入れるだけなので、幅はとても狭いですが、大きな文字には見えません。
ステップ1: 使える幅
| 貼り付け先 | 使える幅 | 収まるフォント |
|---|---|---|
| スマホのチャット | 約30列 | Digital、Mini、Small |
| Discord のコードブロック | 約50列 | Small、Small Slant、Standard |
| GitHub README | 80列以下 | ほとんどのフォント |
| ターミナルの歓迎画面 | 80列以下 | Standard、Slant、Banner |
幅は1文字ごとに増えていきます。「HELLO」が30列の Standard では、10文字の名前は60列を超えます。長い名前には小さいフォントを選ぶか、名前を2行に分けましょう。ホームでは、どのフォントカードにも結果の幅が表示され、幅の狭いフォントには狭い画面向けの印が付きます。
ステップ2: 線の太さ
lab.ascii の12種類のフォントはすべて、キーボードで打てる ASCII の文字だけを使っているので、古いターミナルやどんな等幅フォントでも崩れません。同じ ASCII のフォントでも、線の描き方によって太さの印象が変わります。
輪郭のフォントは、_・|・/・\ で文字のふちを描きます。Standard・Slant・Big など、ほとんどのフォントがこの方式です。こちらは Standard です。
____ _______ __
| _ \| ____\ \ / /
| | | | _| \ \ / /
| |_| | |___ \ V /
|____/|_____| \_/
塗りのフォントは、# のような1つの文字で線を埋めます。離れて見ても太くはっきり見えます。こちらは Banner です。
###### ####### # #
# # # # #
# # # # #
# # ##### # #
# # # # #
# # # # #
###### ####### #
ほかの作成ツールで見かける █ や ═ のようなブロック文字のフォントはさらに太く見えますが、プロポーショナルフォントでは幅が変わったり、古い環境では崩れたりすることがあります。どこでも使える太いタイトルなら、Banner のように ASCII で塗ったフォントが安心です。
ステップ3: 雰囲気
| 雰囲気 | フォント |
|---|---|
| なじみがあってクセがない | Standard、Small |
| 速くて躍動的 | Slant、Small Slant |
| 大きく太いタイトル | Big、Banner |
| まっすぐでどっしり | Block |
| 立体感 | Shadow、Lean |
| やわらかい手書き | Script |
| 小さくすっきり | Mini、Digital |
同じ「DEV」でも、Small は Standard より1行低く、幅も狭くなります。
___ _____ __
| \| __\ \ / /
| |) | _| \ V /
|___/|___| \_/
大文字と小文字、どちらにする?
ほとんどのフォントは小文字を別に描いていて、印象がかなり変わります。大文字はどっしりとかしこまった感じ、小文字はやわらかく親しみやすい感じです。こちらは「lab」を Standard と Script で書いたものです。
_ _
| | __ _| |__
| |/ _` | '_ \
| | (_| | |_) |
|_|\__,_|_.__/
_ _
| | | |
| | __, | |
|/ / | |/ \_
|__/\_/|_/\_/
g・p・y のように下にはみ出す文字があると、行が増えます。Standard では「happy」は「HAPPY」より1行、Big では2行高くなります。高さを固定したいなら大文字を使いましょう。
商用で使えますか?
12種類のフォントはすべて FIGlet の公式配布物に含まれ、BSD-3-Clause ライセンスで配布されています。商用でも使えますが、会社名や商標など、バナーに入れる言葉の権利は別に確認が必要です。各フォントのページのフォントの情報に、わかったことをまとめています。
ホームで文字を入力すると、12種類のフォントを一度に比べられます。フォントを決めたら、フォント一覧でそのフォントの全文字を確認してください。